http://news.infoseek.co.jp/article/19gendainet000197563
最下段に管理者の気になる地震の最新情報をお伝え致しています。↓
<相模トラフが動き出した>
「先月末に福島沖でM(マグニチュード)7.1の地震が発生したときから、今回の事態は
予想できました」
元前橋工科大教授の濱嶌良吉氏(地殻変動解析学)がこう言った。
濱嶌氏は、先週10日に震度5弱の地震が茨城南部を襲ったとき、日刊ゲンダイ本紙で
〈1週間後をメドに、再び茨城県沖、房総沖で地震が発生する心配があります〉と警告して
いた。 はたして、これが見事に的中。16日午後9時前、千葉県北西部を震源とした
大きな揺れが発生した。深さ90キロ、M5.4で、茨城県坂東市、千葉市、横浜市などで
震度4を記録。都内でも、千代田区、港区、新宿区などで震度3となっている。
濱嶌氏は、福島沖の地震の1週間前ごろから、宮城と茨城、北海道十勝地方でM5前後の
地震が発生していたことにも注目。〈最近は、南下した茨城付近で規模の大きい余震が
増えてきている〉と分析していた。濱嶌氏が改めて警告する。
「余震は北から南に移っていて、3・11でプレートが破壊しなかった茨城や千葉に下りて
きている。房総半島南東沖は、相模トラフ、日本海溝、伊豆小笠原海溝の3つの海溝が
接している。特に千葉と密接な相模トラフが動き始めているとみています」
相模トラフは、1703年の元禄関東地震(M7.9~8.2)、1923年の関東大地震
(M7.9)を引き起こしている。東京のサラリーマンにとっては無視できない存在だ。
「一連の地震は、“首都直下の引き金”とみています。東京直下の場合、M9クラスの揺れが
起きてもおかしくないのです」(濱嶌氏)
週末の地震は重大なメッセージを発していたと考えるべきだろう。
(日刊ゲンダイ2013年11月18日掲載)