<世見>

「甲子園球場くらいの島が日本にできた」と云うニュースを聞いて、自然の力って凄いなぁと
思ったのは私だけでしょうか。
火柱は天まで届きそうな勢いで噴き上がり、真っ赤に燃えたぎる溶岩は容赦なく地表に
あるものを焼きつくし、大音響と共に大地は揺れに揺れ、生物は恐怖におののく。それが
火山噴火です。
人力など自然力に勝つことはできません。
私達は神武神世の時代から自然の力を見る度に神なる存在を感じ取っていたのですが、
今のように自然界のメカニズムを解明し、神なる存在よりも現実的に物事を見るように
なってしまうと、山々にも神は存在しなくなり信仰心は薄れ、旅先の神社に立ち寄ると
わが身の幸福を願うだけになっている気が致します。
私達が住む日本は火の国です。
それゆえに他の国に住む人々より感性も豊かで、地球の息ずかいを知ってもいます。
それゆえ大昔の人々は神なる存在を信じ、日本の多くの火山には神が住む社を作ったのです。
天下の嶮とうたわれた箱根山。
昔は「大地獄」と呼ばれた大涌谷もこれからは動きを観察する時期に入ったと思われます。
小笠原諸島周辺の島々も気を緩めないように過ごして欲しいと思います。
江戸後期の頃に大噴火をしたお山はありませんか?
そこのお山なのかわかりませんが今少し動き始めたと書きたくなりました。
富士山も浅間山も御嶽山も東日本大地震後、地下では動きを見せています。富士山や
浅間山が大噴火を起こすと関東地方は火山灰が空を覆い尽くします。
今日も青空が広がっています。(12/5)
温かな陽射しが嬉しいです!