東日本大震災の発生後、首都直下地震のリスクが再認識されている。地震予知の世界でも、
首都直下地震の発生確率は高まったという見方がある。地震予知研究の第1人者である
平田直・東京大学地震研究所教授に聞いた。
東日本大震災の発生以降、「東京を首都直下地震が襲う」という観測報道が増えました。
実際のところ、首都直下地震は、いつ発生するのでしょうか。

1982年東京大学大学院理学系研究科地球物理学専攻博士課程退学。千葉大学理学部助教授、東京大学地震研究所助教授などを
経て、1998年から同研究所教授。前同研究所長。2011年から同研究所地震予知研究センター長。著書に『巨大地震・巨大津波 ─東日本大震災の検証─』(共著、朝倉書店)などがある。
(写真:陶山 勉)
平田:まず、「首都直下地震」という名前の地震は存在しません。東京の地下で起きる
地震の総称です。例えば、東京湾北部地震や多摩直下地震と呼ばれる(地震の強さを
表す)マグニチュード(M)7クラスの地震が、これに当たります。このほか、立川断層帯
地震や元禄型関東地震などが、東京に大きな被害をもたらすと考えられています。
文部科学省の公式見解では「南関東でM7クラスの地震が発生する確率は30年以内
に70%」。南関東でM7クラスの地震を起こすと言われている地震は、前述の東京湾
北部地震などのほか全部で18の候補があります。
M7クラスの地震は、東京や神奈川などの南関東で平均28.3年に一度起きています。
直近では、1987年の千葉県東方沖地震がこれに当たる。今年で25年経つわけです
から、高い確率で南関東に地震が起きる可能性があるというのは、肌感覚として、
ご理解いただけるでしょう。
「4年以内」でも「30年以内」でも大きな差はない
今年1月に「南関東でM7クラスの地震が4年以内に70%の確率で発生する」という
平田先生の分析が報道され、大騒ぎになりました。
平田:これまでの経験則から、小さな地震の発生回数と大規模な地震の発生回数には
相関があることがわかっています。東日本大震災を引き起こした東北地方太平洋沖
地震発生前の半年間に起きた地震の数は47回。ところが、大地震発生後は343回
に膨れ上がりました。この数を基に確率を算定すると、「30年以内に70%」ではなく、
「4年以内に70%」と言う数字が出てくるわけです。
ただし、既に大地震から1年が経過して、小さな地震の数も減ってきています。
30年以内に70%と言ってきた状況に近づきつつあると言えるでしょう。ただ、このまま
小さい地震の数が減っていったとしても、大地震前の状況へ戻るのには、少なくとも
数年の時間がかかるのではないかと考えています。
いずれにせよ、かなり高い確率で南関東には地震が起きるということなのですね。
平田:その通りです。繰り返しになりますが、南関東でM7クラスの地震は、平均して
28.3年に一度起きているんです。「4年以内に70%の確率で発生」という報道が
なされた際に世論で大きな反応があったのには、正直、驚きました。
地震予知に携わる研究者からすれば、「4年以内」と「30年以内」に大きな差はあり
ません。どちらにせよ、「明日にも地震が起きる可能性がある」ということだからです。
例えば、立川断層帯地震の発生間隔は、1万~1万5000年です。数千年単位の
発生確率を予測することも少なくない。それに比べたら、数十年単位で発生する
南関東の大地震は、非常に高い確率で起きるのです。
宇宙哲学HP「永遠の生命」
http://www.geocities.jp/eiennoseimei3/index.htm
「大地震の予知と天変地異」
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#8 アレックス・コリアー:アルファ・ドラコ二ス レプティリアン
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