各種データを見直してみたところ、ラドン濃度と行徳地震予知データで
かなり強い地震の前兆を観測していたのでご紹介します。
以下は岐阜県の神岡町で観測しているラドン濃度のデータです。先日に
収束現象と見られる動きを観測しているのが分かります。
☆岐阜県神岡町のラドン濃度
URL http://lll.physics.gifu-u.ac.jp/~radon/cgi-bin/place.cgi?key=kam&type=adc&nday=1&nweek=1&period=long&nmonth=6&ysel=2012&msel=08&dsel=07&yselm=2013&mselm=01&spanm=d
↓本日のラドン濃度

↓2013年1月のラドン濃度

↓2012年8月~2013年2月までのラドン濃度

ラドン濃度というのは強い地震であればあるほど、強く長い数値を観測
します。また、強い数値を観測している間は地震は発生せず、数値が
一気に急減少をしてから地震は発生します。この数値の急落現象の
ことを、「収束現象」と呼んでいます。
↓2011年1月~2011年6月 東日本大震災直前に急落しています。

☆兵庫県南部地震前の西宮市における地下水中ラドン濃度変動
URL http://sakura.canvas.ne.jp/spr/george-i/research/kobe.html

東日本大震災前のデータや阪神淡路大震災前のデータを見ると分かり
ますが、上昇⇒維持⇒急落⇒地震という順番でラドン濃度は動いて
いるのです。
これは他のデータにも言えることで、麒麟地震研究所のデータや行徳
地震予知データも同じです。地震の予知や前兆を捉えているデータは、
高い数値を観測した瞬間よりも、それが収まった時の方が危ないのです。
☆麒麟地震研究所@kirinjisinken
URL https://twitter.com/kirinjisinken
引用:
観測機1フルレンジ99999のデータです。13時に振り切っています。
継続出現中のアウターライズ地震反応の一つと考えられます。東北
地方東方沖350kmのアウターライズ地震M9が正断層で発生したら
津波は3.11の2倍以上の可能性が。 pic.twitter.com/27Jw2jsY

観測機2は9月に最大クラスの反応が出現し始めて4ヶ月半以上の
経ちましたがまだ上昇傾向です。収束して来たら要注意です。スマトラ
M8.6の時は3か月後に収束し発生しました。継続期間もM8.6より
長くなっているのでM9の可能性が高くなりました。
:引用終了
現在、非常に強い数値を観測しているラドン濃度は、福井県のラドン濃度
と岐阜県のラドン濃度です。福井県のラドン濃度は2012年の8月に
一時的な収束現象が発生しましたが、2012年10月から高い数値を
継続して観測し、今日に至ります。
ですので、今は福井よりも岐阜県のラドン濃度の方が危ない動きをして
いると言えるでしょう。現時点では一時的な収束か完全収束なのかは
断言出来ませんので、もうしばらくは様子を見ることにします。(場合に
よっては数週間続くので即座には断言できず)
ただ、数値の急落が発生したということは大地震とまでは行かなくとも
、相当な規模の地震が近々発生する可能性があるということは頭に
留めておいたほうが良いでしょう。
ラドン濃度以外のデータでは、行徳地震予知データが強い数値を
観測しています。観測した数値は最大値である2000MAXとなって
います。
*この最大値は受信機の入り切りの影響とのことで、地震前兆と
は関係無いとのことでした。
☆行徳地震予知データ
URL http://earthq.system-canvas.com/

先日は茨城で震度5弱の地震が発生し、その後も茨城周囲では妙に
小規模な地震が相次いで発生しています。ラドン濃度での異常と行徳
地震予知データでの高い数値を考えると、この近辺にはさらに強い
地震が潜んでいる可能性が高いと考えられ、茨城周囲では特に
地震に注意したほうが良いです。